Rose


枯れた薔薇に祈りを捧げ ありふれた幸福の終わりを唱える
温もりに似た 夕闇の陰影と 燃える世界に サヨナラを

曖昧な優しさ程 恐ろしいモノはないよ
狡賢く 生きられるモノならば きっと 後悔などせずに済んだ?

歌うように 祈るように 枯れた薔薇に口付ける
「どうか変わらず気高くあれ」 祈る言葉は 鎖にも似て
バラバラのRose 何もかも 奪ってしまえばよかったのに


枯れた薔薇に祈りを捧げ 空が涙した日に終わりを告げる
曖昧な距離 アンダンテの速さで 壊さぬように サヨナラを

眠れない夜に触れた 残酷な未来を浮かべ
薔薇のように 生きられるモノならば きっと 誇り高く前を向けた?

嘆くように 朽ちるように 枯れた薔薇に口付ける
「どうか変わらず笑っていよう」 唱える言葉が 呪縛となって
薔薇薔薇のShadow 何時の日か 遠い未来を願ってたのに


歌うように 祈るように 枯れた薔薇に口付ける
「どうか変わらず気高くあれ」 祈る言葉は 鎖にも似て
バラバラのRose 何もかも 奪ってしまえるほど 強くはないよ