孤独の終焉


妖よ舞え 人よ詠え 神楽のように
すべてのものを繋いでゆけば そこにあるのは優しさの文字

花の理(ことわり)よ 教えておくれ
何処に向かえば 憧れていた自分になれるのだろう?
何度も何度も 心の中で叫び続けた

狐火(きつねび)に触れて解き放つ想いは 深い森へと消え失せて
晴烟(せいえん)に溶けそうな僕を 繋ぎ止めた
差し伸ばされる手のひらに 自分の手を重ね合わせて
孤独の終焉を詠い 今日も二人で歩いていこう


妖よ舞え 人よ踊れ 焔のように
信じたものに裏切られても 心があれば生きていられる

花の理(ことわり)よ 教えておくれ
何を信じ 何を願えば 痛みは消えるのだろう?
何度も何度も 繰り返し名を呼び続けた

信じていたものに裏切られた時 蘇るあの頃の記憶
かけてくれた言葉や笑顔 虚空に消える
だけど涙を流してた 君の姿が目に映って
いつか傷は癒えるのかと その手を取って微笑んでみる


表と裏 永遠の合わせ鏡 交わることは決してない
そう思っていたけれど いつも君は傍にいたね


言葉に出来ない本当の気持ちを せめて笑顔で返そうか
“傍にいてくれてありがとう” 感謝込めて
差し伸ばされる手のひらに 自分の手を重ね合わせて
孤独の終焉を詠い 今日も二人で歩いていこう