愛しい君へ


“これが最後だから” そう言った言葉は
君は気付いてすらいなくて もう何も言えないと知った

空に両手をかかげて
僕はただ、言えなかった言葉を紡ぐ

子供の様に泣きじゃくって 引き止めることも出来たけど
君の笑顔を見れば そんなことも出来なくなるよ
引き止めようとした僕から 君は離れていって
僕はまた、一人になる


“これで終わりだから” そう言った君の頬は
何故か涙で濡れていて 思わず手を伸ばしていた

この夜が明けなければ
君とずっと、変わらない夜を過ごしたのに

大人の様に笑いながら すべてを隠す事が出来た
けれど離したくない 感情を隠しきれないで
引き止めようとした僕から 君は離れていって
僕はまた、一人になる


子供の様に泣きじゃくって 引き止めることも出来たけど
君の笑顔を見れば そんなことも出来なくなるよ
引き止めようとした僕から 君は離れていって
僕はずっと、一人のまま...