Christmas Ring


首から提げた十字架に 小さく口付けを落とす
吐息交じりで 愛しいあの人の名前を呼んで

雪のセカイ 見えるのは白銀だけで
蝋燭の灯火は ゆらり揺らめく

手袋越しに 冷えた手を握ってくれた
あなたと過ごす 去年のクリスマス
聖なる調べに 耳を澄まして
白い雪が舞い散る中 二人微笑んだ


教会の前で佇み 神に祈りを捧げる
あなたと過ごした 最後のクリスマス忘れさせて

優しいキス 雪と共に消えていって
蝋燭の灯火は 悲しく揺らめく

薬指に あなたがくれた指輪付けて
思い出すよ 去年のクリスマス
溢れる悲しみが 降り積もってく
愛しいと思う気持ちだけ 置いていかないで?


最後にくれた 指輪と気持ちのプレゼント
目に焼きついて 離れることはない
二度と会えない その事実を
認めたくないと 泣き叫んだ 今年のクリスマス